みなさんはお酒とはどのような付き合い方をされているでしょうか?
・そもそも飲めない方
・毎日飲まれる方
・休日のみ飲まれる方(平日禁酒)
・イベント時のみ飲まれる方(機会飲酒)
大体どれかに当てはまるのではないでしょうか。
お酒をお飲むと食事も進み、会話も盛り上がる。しかし、楽しくなり過ぎて失敗した方もおられるのではないのでしょうか。
そして、翌日の二日酔い。この絶望的な苦しみの中、禁酒を決意するがうまくいかない。何度も酒を止めようと思ってもやめられない。
筆者は20年の飲酒歴を経て平日禁酒、そして現在、機会飲酒となりました。そんな筆者が自信を持ってお勧めできる禁酒のコツとメリットを解説します。
機会飲酒とは
お酒の味を覚える過程として、まず最初は20歳の誕生日に飲み、そこからお盆や正月、各イベントごとにお酒を飲むようになる(機会飲酒)。
そして週末ごとにお酒を飲むようになり(この頃から酒量が増え、耐性がついてくる)、お酒好きの体質の方は毎晩の晩酌になっていく。
そして仕事が終われば即ビールという方もおられるでしょう。その先は、お酒を飲みたいという欲求が強くなり、理性のコントロールが効かなくなり、もう平日の昼間から酒を飲み、そのことを注意されても聞き入れられない状態となります。
もしあなたが飲酒されているなら現状がどの段階なのか把握しておくのもいいでしょう。
飲酒の精神へ作用
昼間の人間関係や厳しい仕事のノルマ、筆者は現場職のため過酷な労働環境のストレス。
仕事が終わりその開放感からお酒に手を伸ばしてしまいます。
お酒を飲むと感覚が薄れていき、ストレスが発散できたような気分になります。
しかし、この状態はあくまでも誤魔化しているだけで何の問題の解決になってはいません。真に問題と向き合っていないのです。
問題に真正面から向き合っていない精神状態で朝を迎え仕事に行くわけですから、その足取りも重くなり、日中と飲酒時の状況の違いの激しさから、精神を病まれる場合も出てくるでしょう。
飲酒はストレスを誤魔化すには最も適切でしかも即効性があります。しかし何度も言うように誤魔化しているだけです。
禁酒は手段である
お酒を飲むことを無理やりに止めることも出来なければ、そのつもりもありません。
適度にお酒を飲み、仕事をする。他人に迷惑さえかけなければ何の問題もありません。
筆者も仕事帰りのコンビニでお酒を買っている人を見ると、素直にお疲れ様と思えるようになってきました。
しかし、もしあなたが何かやりたいことや、成し遂げることがあるなら飲酒をお勧めしません。
目的を達成するには、時間、体力、考える力が必要です。飲酒はこれらを妨げます。
目的を達成する為に禁酒は必要なんです。
禁酒のコツ
これは禁煙にも言えることですが、とにかく飲みたくなるタイミングを把握することです。
そのタイミングは
・仕事終わり
・風呂上がり
・酒に合う食事がでたとき
などが挙げられるのではないでしょうか。あと仕事の最中でも少し手が開くと『あ〜今晩は何をあてにして飲もうかな』と考えているのではないでしょうか。
これらのタイミングで何か別の気を紛らわす行動をとるようにして下さい。例えば人と話をしたり、軽い運動をしてみたりしてください。
また筆者は実践したことがないのですがノンアルコールビールや炭酸水を代用するやり方もあります。
ただ今までしてきた飲酒の習慣を全て止めるのは難しいので少しずつ酒量を減らしていきましょう。
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週末も飲まない
平日の禁酒ができてくると、週末が待ちどうしくなります(苦笑)。
ただ、平日の酒をやめたあなたは、飲みたくなるタイミングを見極めその対処する方法を身につけているでしょう。その方法を週末に適用すると達成できます。
週末をしらふで過ごすとさらに時間ができます。
休日も昼まで眠るようなこともなくなり、寝起きのだるさも減少することから精神も安定します。
今までダラダラ過ごすだけだった休日も、やりたかった活動を行うことができます。
また、週末は1週間の疲れが溜まっています。
しらふで疲れを感じると、飲酒していたときはいかにその疲れを誤魔化し翌日に持ち込んでいたかが感じられます。禁酒することでしっかりとした睡眠をとることができ疲れを癒すことができるでしょう。
五感が元に戻ってくる。
酒をやめている期間が長くなると、今まで衰えていた五感が少しずつ戻ってきます。
人が泥酔しているときは赤ちゃんの思考能力や感覚と同じレベルと言われています。
仮に酔いが覚めても、連日の飲酒により感覚は退化しています。
これは私の体感ですが、お酒をよく飲まれて精神に不安がある方は目線を合わせにくい傾向があります。
目線を合わせられないのははものを見ていないと同じことです。感覚が機能していないと言っても過言ではないでしょう。もし仮に周りにお酒をよく飲まれる方いれば一度観察してみてください。
そしてこの退化している状態は禁酒することで少しずつですが回復していきます。
平日の禁酒でも回復しますが、週末も禁酒することでさらに回復します。いかに今まで鈍感に生活していたかが実感できます。
この回復のスピードをさらに進めたければ運動をしましょう。
禁酒のメリット
禁酒するだけで変わること
・時間ができる
・節約になる
・感覚が正常になる
・疲れが蓄積しにくくなる
・痩せる
・気怠さがなくなり考える力ができる
・自分と向き合える
禁酒の相乗効果
・だるさが無くなるので、何かに挑戦したくなる
・挑戦したくなることは趣味や運動、読書など
・運動により体力が増える
・体力が増えると精神が安定する
最後に
生粋の酒飲みが、酒を止めることはそれなりの苦労があるでしょう。しかし、上述のようにその苦労を超えるメリットはあります。
飲酒の快楽を覚えた体を理性でコントロールできるあなたは何をやってもうまくいき、しらふの状態で新しく何かを創造したり、価値ある何かを生み出すことができるでしょう。
その何かは今まであなたの中で眠っていましたが、理性で呼び起こすことができました。
それでは本当の自分を見つけたあなたとお茶で乾杯して終わりましょう。
かんぱ〜い!!
平日禁酒からステップアップしたい人
お酒で失敗しやり直したい人